2019-02-27 第198回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
例えば、ドイツのアイフェル地方であるとか、ベネズエラはカリアコ海盆という海中の海盆、そして、イタリアのモンティッキオであるとか、中国の龍湾等で発見をされておるんですが、この唯一性ということでいくと、放射性炭素の年代測定をするときに、例えばベネズエラの海盆の年縞ですと、海水中の炭酸ガス、CO2の影響などにより、やはりどうしても不確かになってしまう。
例えば、ドイツのアイフェル地方であるとか、ベネズエラはカリアコ海盆という海中の海盆、そして、イタリアのモンティッキオであるとか、中国の龍湾等で発見をされておるんですが、この唯一性ということでいくと、放射性炭素の年代測定をするときに、例えばベネズエラの海盆の年縞ですと、海水中の炭酸ガス、CO2の影響などにより、やはりどうしても不確かになってしまう。
海底熱水鉱床は、東太平洋海膨の海底拡大軸や西太平洋の島弧―海溝系の背弧海盆等に世界で三百五十カ所程度発見されている海底熱水活動に伴って生成したものであるというふうに言われております。これらは、地下深部に浸透した海水がマグマ等の熱により熱せられ、地殻に含まれている有用元素を抽出しながら海底に噴出し、それが冷却される過程で、熱水中の銅、鉛、亜鉛、金、銀等の有用金属が沈殿したものであります。
日本は海の豊かな国で、海盆とか海脚とか、海の脚と書きますが、そういう調査に適した場所があります。その狭い一か所を調べるだけで必ずすごく掛かりますから、よほどの英断が必要です。ところが、三十年度予算では、表層型メタンハイドレートの全体について僅か十三億の予算しか付いていません。
この結果を踏まえまして、平成二十六年七月に開催した総合海洋政策本部会合において「大陸棚の延長に向けた今後の取組方針」を決定し、一、四国海盆海域及び沖大東海嶺南方海域については、我が国の大陸棚とするための政令の制定に速やかに着手する、二、小笠原海台海域及び南硫黄島海域については、関係国との間における必要な調整に着手する、三、九州・パラオ海嶺南部海域については、大陸棚限界委員会により早期に勧告が行われるよう
我が国としては、四国海盆海域について、沖ノ鳥島を基点の一つとする大陸棚の延長を大陸棚限界委員会に申請いたしました。先生御指摘のとおりでございます。同委員会は、国連海洋法条約の規定に従い、この申請を検討し、四国海盆海域における大陸棚延長を認める勧告を行いました。
四国海盆海域と沖大東海嶺南方海域については日本の大陸棚に設定されたということで、大変喜ばしいことだというふうに思っております。 そこで、教えていただきたいのですが、四国海盆海域については、沖ノ鳥島も大陸棚延長の基点の一つとなっております。沖ノ鳥島は、国連海洋法条約百二十一条一項で定める島であるということが国際的に認知されたという考えでよろしいのでしょうか。
次に、平成二十四年四月に国連大陸棚限界委員会は、我が国が申請をいたしました沖ノ鳥島を基点とする大陸棚延長に関し、四国海盆海域の大部分を含む合計三十一万平方キロメートルの、国土の約八割に相当する面積について延長を認めました。私が提出いたしましたこの資料を、目を通していただければ、四国海盆海域というのはどの部分に当たるかということがお分かりかと思います。お目通しをいただければ結構かと思います。
○古川国務大臣 委員から御指摘ございましたように、ことしの四月、大陸棚限界委員会によりまして、沖ノ鳥島北方の四国海盆地域を初めとした四海域におきまして、約三十一万平方キロメートルに及ぶ我が国の大陸棚の延長が認められました。これは、海底地形や海底下の土質など、日本の科学技術の総力を結集して取り組んだ調査結果に基づく申請によるものであります。
中国側は具体的なその境界線を示すまでに至っておりませんけれども、大陸棚につきましては沖縄の西側にございます海盆、トラフ、沖縄トラフまで自然延長しているという主張をしておるところでございます。
それから、先生御案内のとおり、中国側はいわゆる自然延長論というものを現在に至るまで展開いたしておりまして、日中間の大陸棚については、沖縄舟状海盆と申しますか、沖縄トラフのところまで中国が主権的権利を有するということを述べつつ、他方で、衡平原則と呼ばれるものによって友好的な話し合いで解決する用意があるということも明らかにしているわけでございます。
○政府委員(加藤良三君) 日中間の大陸棚に関しましては中国側はいわゆる自然延長論を展開しておりまして、日中間の大陸棚については、沖縄の舟状海盆まで中国が主権的権利を有するということを述べながら、衡平原則と呼ばれるものによって友好的な話し合いで解決する用意があるというふうに述べておる次第でございます。
この調査は、どうやら報道などによりますというと、中国が沖縄舟状海盆までは中国から陸続きの大陸棚ということを証明しようとした動きのようであります。しかし、海洋法国連条約によりますと、二百海里までは陸続きであるとかないとかといったこととは関係なしに、「当該沿岸国の領海を越える海面下の区域の海底及びその下であって当該基線から二百海里の距離までのものをいう。」というふうに明記もされております。
○谷内政府委員 ちょっと専門ではございませんので、直接先生のお答えになるかどうか自信はございませんけれども、このスケトウダラはこのベーリング海の海盆系群というところで西部ベーリング海と東部べーリング海、今申しました西部、東部という意味は、いずれも二百海里の中に入っておるわけですけれども、その魚の一部がこの今回の協定の対象になっております公海部分におるわけでございます。
それから、右の方に線状になった黒いところは千島海溝、日本海溝、伊豆マリアナ海溝、及び日本海にある黒いところは日本海盆、それから、この南側にある黒いところは四国海盆でございます。 これを見ますと、過去たった五十八年間に日本列島にはこれだけの地震が起こっております。かつ、この海溝沿い、例えば太平洋の沿岸に沿っては巨大地震が北海道から九州までこのようなタイプで起こっているわけです。
三番目は、先ほども申し上げました海底火山、それから海底火山が頭を出しているいわゆる火山島、それから海盆底でも見つかっているところが、これは若干ですけれどもあります。それから海溝ですね。海溝は、今のところは多くはないのですけれども、日本の近海で八丈の北東の方になりますが、いわゆる小笠原海溝の海溝の海側の壁ですね、そういうところから鉄、マンガンの酸化物を含んだものが見つかっております。
○小澤(克)委員 二点目ですが、これは御専門外かもしれませんので大変恐縮ですが、レジュメの二ページ目の四のところを拝見いたしますと、熱水鉱床が海盆あるいは海溝というようなところにもある。
駿河トラフと申しますのは、伊豆半島とそれから御前崎の間のところ、富士川の河口付近からやや西寄りに傾きを持った南方向のところへずっと深く切れ込んでおりまして、最後は海盆と申しますか、大きい意味での日本海溝につながっておるものでございます。 その中で今回、地震の震源地として想定されておりますものは、一番奥まで来ても富士川の河口付近でございます。
この地域の中央のやや東寄りに台湾――五島隆起帯が走っておりまして、この隆起帯の東側と西側に新第三紀層が厚く堆積する海盆が形成されているということでございます。その西海盆と東海盆ということに分かれるわけでございますが、西海盆は石油探鉱につきまして褶曲構造がいろいろと発見されております。盆地の東沿いに周囲封鎖構造等が可能性としてあり得るだろうというふうなことが言われております。
エカフェの調査の、実質その調査を一つの地図の上にデータにしたものを私ここに持っておりますが、もちろん黄河や揚子江の流域であるということに地域が指定されておりますけれども、あくまでもその可能な地点というのは、やはりはっきりと明示されておるのは、台湾の北東の地点と、それからもう一点は黄海の下部にある朝鮮寄りと中国寄りの海盆に焦点が置かれておるという点で、それ以外はちょっと理解がむずかしいわけですけれども
総論的には、結局東シナ海大陸だな及び黄海の下にある堆積物、海底地層より採取したサンプル等において非常に有機物が含まれた層を発見したということは総論的には言われておりますが、やはり部分的に二点が挙げられて、はっきりとこの部分が最も有望だというのは、一つは台湾の北東の二十万平方キロの地域だ、もう一つは、結局黄海の下部にある広い海盆の中で、一つは朝鮮寄りの地点、他の二つは中国本土寄りだとはっきりと地域を明示
○政府委員(中江要介君) 先生のおっしゃいます対馬海盆というのは、対馬舟状海盆と通常言われております対馬の北西部にある一種の溝のようなところ、それをもし指しておられるといたしますと、その部分は一番深いところで二百二十八メートルというふうに理解しております。
○立木洋君 いま中江さんは、沖繩の場合には海峡と言われ、対馬の場合には海盆と言われたけれども、これは沖繩の場合にも海盆と書かれてあるんですよ、これは外務省からいただいた地図だと思うのですけれども。しかし、南部の場合には、その自然延長を唱える韓国側の主張としてここまでが韓国の大陸だなだと、だから共同開発をやるべきではないかという形で主張した。
○立木洋君 それでは、北部の境界画定をやった場合ですね、いわゆる韓国寄りのところにある、対馬海峡の北東部に対馬海盆がありますが、この海盆の概要について説明してください。
朝鮮との、韓国との交渉でも非常に難航したように、沖繩海盆で区切られてしまえばこの日中中間線というのは本当に根拠を欠いてしまう、少なくとも薄いものになってしまう。そこで、中国側の主張が全面的に正しいかどうかは別として、少なくとも成り立つ余地がある、これはこういう不安定な線じゃありませんか。
これはもう従来言われてきたことでありますから、対日本との関係で韓国の自然延長論は沖繩海盆まで延びてきている、日本とはつながっていないという主張のように思われますが、そのとおりでしょうか。
沖繩海盆がある。日本は一つのたなだと主張したけれども、いやそれは韓国の自然延長だと、こういう議論がぶつかり合って決着のつかないまま妙な妥協をしてしまったのがこの共同開発区域じゃありませんか。したがってまた中国も、韓国と同じように、中国の自然延長が沖繩の海盆まで伸びているという議論ができないわけではないんでしょう。
これはあくまで原則でありまして、ただ、いま沖繩海盆のために、琉球海盆ですか、非常に日本に近いところに深いところがあるから大変に不利であるということではなくて、現在の海洋法の趨勢というふうな距離主義でいくならば、どんな深いところがすぐ近くにあっても一応二百海里までは主権的権利が及ぶのだと。
ただこの図をしさいに見て私がまず疑問に思ったのは済州島というものとこの五島、これが五島海谷、それからここに沖繩海盆、こういう一つの流れがございまして、これは地質学上いろいろな論議がされておりますが、あるときには陥没したわけです。こういう、とにかく地形になっております。
○説明員(井口武夫君) 実は、この問題に関しては余り議論が行われておりませんで、したがってこの草案においても、一応議論の集大成した結果ということの単一草案でも、実は海溝、海盆というものが必ずしも明示的にはなっておらないわけでございますが、結局海溝、海盆が問題になるのは向かい合っている、相対している、もしくは相接している国の大陸だなの境界画定の場合でございまして、これは結局二国間の話し合いの問題というようなことが
とりわけ自然延長の外縁といいますか、一番外側の端っこがどこで切れるのかということが一つ問題になるだろうと思いますが、たとえば沖繩海溝、沖繩海盆については、あれはくぼみ、ひだであって切れてないんだというのが外務省の主張でしょう。
○矢田部理君 大陸だなの自然延長論の中で例のコンチネンタルマージンの議論がございますが、この議論の中で海釜、海盆、これは日韓共同開発地域の中にも沖繩海盆があり、いろいろと幾つか海釜、海盆がございますね。こういうものをどのように扱うか、その深さとか大きさ、それは海洋法会議では議論になっているんでしょうか。
同じく出願をされております日本石油開発が、すでに四十五年ごろに実施をされました弾性波探査の結果をいただいておりますので、それを簡単に申し上げますと、これは日本石油さんの鉱区とそれから私どもの方の出願地域にも若干重なっておるような範囲でございますが、この地域の中央東寄りを北々東から南々西方向に台湾と五島を結ぶ隆起帯が走っておりまして、この隆起帯の東側と西側に第三紀層の厚く堆積する海盆——トラフという術語